2007年11月21日水曜日

アンネの栗の木 (2)

先週の時点では今日予定されていたアンネの栗の木の伐採ですが、反対派が提起した簡易裁判の判決が昨夜下り、当面中止となりました。「市当局はあらゆる可能性を検討すべき」との理由で、反対派が8週間以内に提出する代替案を含めて再度方針を決定することになるようですが、はたして...。

反対派は月曜日に独自の引張り試験を行って、強風ですぐにも倒れるような危険はないとの証拠を揃えたうえで、翌日の裁判に臨みました。ただ、伐採のニュースを聞きつけた国内外のメディアが注目する中でのパフォーマンスという意味合いも否定できないでしょう。

先週土曜日の新聞では、実はAnne Frank Museumを運営する財団も伐採を望んでいる、というような記事も。反対派のコメントをまとめただけですが、建物の拡張計画や今後の経営上、財団にとっては大木が切り倒されてしまった方が「都合がよい」らしく。

8週間というと来年の1月半ば。聴聞会その他の手続きを経て市当局の判断が下るのは3月くらいでしょうか。冬の嵐の被害がないことを祈ります。

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