2010年4月23日金曜日

飛行機が飛べない週

アイスランドの火山噴火の影響でアメリカで足止め状態だった友達が、1週間遅れで帰ってきました。有給休暇を毎年きっちり消化する人たちなので、この夏か秋の旅行は短くなりそうです。

空は連日きれいに晴れ上がっていて、火山灰が降ってくるわけでもないし、家にいる分には別に影響はないと思っていました。長引けば野菜や花が少なくなるだろうなという程度。でも、日本への郵便をポストに入れた後で、航空便もないことに気がつきました。自分が乗らなくても、飛行機が飛んでいるのがどれだけ普通のことか。

今回はのんびり構えていられましたが、通訳の仕事など入っていれば、ちょっとたいへんな話になったかもしれません。


2010年4月9日金曜日

だから本を読む

去年の手帳をめくっていたら、Martin Brilの文をメモしたページにぶつかって、手がとまりました。
Hoeveel woorden zouden er zijn die ik niet ken.
Hoeveel die ik nooit gebruik.
(知らない言葉はどれだけあるのだろう。
決して使うことのない言葉はいくつあるだろう。)

Brilとはレベルが違いますが、「言葉が足りない」という思いには、いつもとらわれています。翻訳や通訳にかかわるようになるずっと前、たぶん子どもの頃から。知らない言葉が知っている言葉になっても、使う言葉になるかというのはまた別の話。それでも、—ふだんは無意識に—たくさんの言葉の色やかたちや手ざわりを知りたくて、本を読むのです。




2010年4月1日木曜日

町の本屋さん

戦前から続いていたとなりの街の書店が倒産というニュース。いかにも昔ながらの本屋さんでしたが、インターネットやチェーンの書店と共存はできなかった、という残念な結末。ただ、本の買い方が変わったせいと考えると、多少うしろめたい気持ちもあります。

私自身、欲しい本はほとんどインターネット書店に頼っていて、特定の本を買うために書店に行くことはありません。しかも、最近購入した本で、オランダの書店で直接手にとったものは1冊もないことに気がつきました。本に呼ばれたのは、すべてベルギーとドイツ。オランダの本屋さんには、ネット書店bol.comを除いてまったく貢献していません。

本は決まった店で、必要なら取り寄せで、というお客さんが減るなかで、小さな本屋さんはこんなかたちで消えてしまうしかないのでしょうか。オランダに限らず、日本でも、どこでも起こっていることですが、仕方ないと片付けてしまうのも何かひっかかるかんじがします。