2011年5月9日月曜日

Libris Literatuurprijs 2011

オランダ語の文学賞Libris Literatuurprijs、Yves Petry(1967 - )のDe maagd Marinoが受賞しました。これでベルギーの作家が3年連続で選ばれたことになります。

受賞作は、インターネットで犠牲者を募集して殺人・カニバリズムに及んだというドイツであった実話(=Armin Meiwesの事件、2002年)にヒントを得た物語とのこと。このテーマはともかく、作家の知名度や刊行後の話題性からすれば、多少意外な選択ではあったようです。

今年はショートリスト発表のニュースをまとめていなかったのでここで。次の6作品でした。
  • Yves Petry - De maagd Marino - De Bezige bij
  • Ester Gerritsen - Superduif - De Geus
  • Gerbrand Bakker - De omweg - Cossee
  • Adriaan van Dis - Tikkop - Augustus
  • Peter Buwalda - Bonita Avenue - De Bezige Bij
  • Arnon Grunberg - Huid en haar - Nijgh & Van Ditmar

2011年5月5日木曜日

通訳しごと

先週あった通訳の問い合わせ。日本とビデオ会議をするので、何日かこちらの時間で朝5時半!に来てほしいという話。内容には興味があったものの、スケジュール的に無理でした。言語は英語。日本だとお昼の12時半なのに、そっちで通訳を手配するという考えは浮かばなかったらしく。

金融危機に新型インフルエンザ、去年はアイスランドの火山噴火の混乱があって、今回の地震。ここ数年、とりあえずの視察や会議出席は減っている印象でした。出張は減らす、どうしてもの場合は通訳なし(=英語)で、ということです。それで直前になるまでがんばって、やっぱり心配だから...となるのか、わりと急な問い合わせが増えています。それから、電話通訳の話がたまに回ってくるように。こちらは回線が落ちたりしたときに1人では対応できないので、自宅での案件はまだ受けたことはありませんが、現場にいない通訳、これから増えていくと思います。それがよい選択かどうかというのは別として。

今のところ、いろいろあって流れてしまう話もあり、当面は予定通りという仕事もあり、という状態で、翻訳方面を含めて地震の影響は特にありません。先が見えないのはこれまでと同じなので、心配しても仕方がない。できることを納得できるように、できるだけ楽しくやっていくだけ。