2008年9月29日月曜日

世界初、坑道水を利用した冷暖房設備

廃止された炭鉱の坑道にたまった地下水を循環させて冷暖房に利用するというプロジェクトの実用試験が、オランダ南部の街Heerlenで始まります。 オランダ語でmijnwaterprojectと呼ばれるこの計画、地熱エネルギー技術の開発ということではもちろん、廃鉱後すたれた地域の再生という面でも注目されるプロジェクトのようです。鉱脈が続くドイツだけでなく、イギリス、フランスなど複数国が共同して行う取り組みということで、EUの助成金も出ています。

当面は新築のマンション1棟のみでの運用ながら、今後周辺に整備される宅地(350戸)と文化施設に拡大され、さらにコスト面で問題がなければ、学校など大きな建物にも普及を検討していくとのこと。

プロジェクトのウェブサイト(オランダ語・英語)はこちら

2008年9月19日金曜日

AKO Literatuurprijs 2008 最終候補作発表

AKO Literatuurprijs 2008の「トップリスト(=最終候補作)」が発表されました。オランダ語で書かれた作品(フィクション・ノンフィクション)を対象に、1986年から続いている文学賞です。

AKOは新聞・雑誌を販売するチェーン店。オランダのちょっと大きな駅なら必ずあります。

346の応募作から絞り込まれたのは次の6作品。

Machiel Bosman - Elisabeth de Flines - Athenaeum-Polak & Van Gennep
Tomas Lieske - Dünya - Querido
Doeschka Meijsing - Over de liefde - Querido
Bianca Stigter - De ontsproten Picasso - Contact
Chris de Stoop - Het complot van België - De Bezige Bij
Leon de Winter - Het recht op terugkeer - De Bezige Bij

発表は11月3日。Leon de Winterが大本命のようです。

2008年9月11日木曜日

原子力発電所新設のうごき

与党CDA(キリスト教民主同盟)の議院団長で元環境相Pieter van Geelが先週、オランダ国内での原子力発電所新設は「避けられない」と自身のブログに書いたそうで、それについての反応が報道されている中、オランダで唯一運転中のボルセラ(Borssele)発電所を(別の電力会社Essentと共同で)所有する電力会社Deltaが、原子力発電所の新規建設を申請する方向と発表しました。場所は同じくボルセラ。第1号基の運転開始は2016年を予定。順次2基から4基を建設する計画とのこと。

去年発足した今の内閣は連立協定で原子力発電所の新設はしないとしていることはDelta社の方も計算済み。次期内閣の前半での着工を目指して手続きを進めたい、と述べています。

少し前から原子力発電への回帰の可能性は、というような記事をいくつか見かけていて、これもソフトに民意を問う方法なのかなと思っていましたが、ここへ来て話が急に具体的になってきました。

2008年9月8日月曜日

夏休み終了

イタリア・サルディニア島に行ってきました。連日30度のきもちいい青空の下で2週間。家に帰る日、夜半袖で飛行機に乗ってドイツの空港に到着したら冷たい雨! すでに朝夕暖房が入るような気温です。しっかり太陽の光を貯金したつもりですが、いつまでもつか。

今回の休みは思ったようにメールのチェックができず、自動返信機能に助けられました。いまさらながら、長期の休暇に限らず留守が続くときにうまく使えばストレスが減らせるかも。携帯電話も必ず出られるとは限らないわけで。

休暇はその前後が大変。でもタイミングをはかっていると結局いつまでも休めないというのも事実。今回も結局旅先で片付けることがありましたが、無事終了。帰ってからのちょっとバタバタもやりすごし、すっきりスタートです。