2010年6月10日木曜日

オランダ総選挙:結果 (1)

昨日実施された下院選挙(定数150)の結果が出ました。投票率は74.5%で、史上2番目の低さ。ちなみに前回(2006年)は80%。

<連立与党>
  • CDA (選挙前の議席数41 → 21)
  • PvdA (33 → 30)
  • ChristenUnie (6 → 5)
<野党>
  • SP (25 → 15)
  • VVD (22 → 31)
  • PVV (9 → 24)
  • GroenLinks (7 → 10)
  • D66 (3 → 10)
  • Dieren (2 → 2)
  • SGP (2 → 2)
CDAとSP(社会党)の大敗、VVDとPVVが議席を伸ばすことは予想されていました。でも、伝統あるキリスト教民主主義政党CDAの議席数が、極右で政党組織としてはまだ整っていないPVVよりも少なくなるとは。バルケネンデ首相(CDA)は党首を辞任する考えを表明しましたが、新政権発足までどのくらいかかるか...。いま最も現実的といわれているのは、バルケネンデ政権の前にあったPvdA+VVD+D66(通称'paars kabinet'=紫内閣)に、GroenLinksを加えた'paars-plus'という組み合わせ。とはいえ、連立交渉が簡単にまとまるとは思えません。

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