2007年12月6日木曜日

1,225時間の壁


今月半ばに予定されていた通訳の案件、キャンセルになってしまいました。
4日間の業務だったので、実はけっこう痛い。
体調が今ひとつなので、忙しくないのはある意味ありがたいのですが...。
たまった資料を整理したり、まとまった時間がないとなかなかできないことを片付けて、すっきり年末を迎えたいところです。

ところで、オランダで起業すると、いわゆる事業者控除を受けるための条件がいくつかあります。「事業のために年1,225時間以上を費やす」というのもそのひとつ。何のためにどのくらいの時間をかけたかを記録しておき、税務署の求めに応じて提出しなければなりません。ただこの基準、起業ガイドブックなどでは「事業に関連する時間すべてを含む」とあるものの、税務署(の地方局/の担当者)によって運用がかなりあいまいで、裁判まで行った例もたくさん。
最近は週末起業やパートタイム起業というスタイルが増えてきていることもあり、この基準は時代にそぐわない、撤廃すべきという議論もあるのですが、なくなるという話は聞きません。

私もこの件でチェックが入り、間接業務の時間が「多すぎる」ということで控除が認められなかったことがあります。仕事用のウェブサイトを作った年も、「時間がかかりすぎ」で、控除はなし。
「どのくらいの割合ならOKなんでしょう? 今後のためにも教えてください」という質問は、何度聞いても無視されたまま。
というわけで、今月このまま静かなら、私にとっては必要とはいえ、税務署的にはアヤシイ時間が多くなることに。監査が入るとしても2年後の話なので、今のところはやるべきことをきちんとすませることにエネルギーを使いましょう。

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