2009年1月30日金曜日

年齢とは生きてきた時間のこと

オランダ語で年齢はleeftijdといいます。生涯という意味もあって、英語のlifetime(life + time)と同じく、leef (< leven 生きる/生)と tijd(時間/時)がくっついた単語。

座右の銘というのか、leeftijdとlevenとtijdを混ぜた短い一文、日本語で書いてくれる? と知り合いの知り合いのそのまた先から回ってきてしまいました。冷たいと自分でも思わないではないけれど、基本的にそういう話は断ることにしていて、「ごめんね。でもしない」と返事したのですが、後からその言葉が頭の中をぐるぐる...。

で結局、日本語に置き換えられるか考えてみました。とりあえずこんなかんじ。

生まれてからの時間は
その時間を生かしてこそ
生きてきた時間になる

年齢というのは単に年数ではなくて、それだけの時間に何をしてきたかだ、というような意味に取ったのですが、伝わるでしょうか。

2009年1月21日水曜日

全国読み聞かせ週間

De Nationale Voorleesdagen、絵本の読み聞かせの啓発週間が始まりました。今年で6回目のイベントで、図書館や書店はもちろん、託児所や幼稚園でも展開されます。

2009年の読み聞かせ絵本に選ばれたのは、ドイツの絵本作家Ole Könneckeの作品Anton kan toveren(直訳すると「アントンは魔法が使える」ですが、子どもの本のタイトルとしてはどうも...)。しばらく前から子どもの本のコーナーで平積みになっていました。まったくシンプルながらあたたかみのあるイラストで、短い文でドキドキ感を高めていく楽しい本。受賞を記念してDVD付きの特別版が発売されるそうです。

あわせて発表された「読み聞かせにおすすめの10冊」にある絵本にも、見かけたことのあるものがいくつか。近く図書館で探してみようと思います。

De Nationale Voorleesdagen 2009のサイトはこちら

2009年1月16日金曜日

寒波去る、氷とける

週前半の雨で、天然スケートリンクはどこでも消えてしまいました。伝統のスケートマラソン大会Elfstedentocht(エルフステーデントホト:オランダの北、フリースラント州の11の街をめぐる200kmのマラソン)の開催もなるかと期待されていましたが、当面先送り。この催しも1997年1月を最後に途絶えていて、しかも今年は第1回大会から100年目にあたるそう。

自然の氷は10何年ぶり、子どもだと初めての経験で、けが人も多かったようです。防衛相も転んで手首を骨折、今週再開した国会のニュースで、スーツに大きな三角巾で座っている姿が映っていました。


付記:1月17日付の日刊紙De Volkskrantによると、この2週間でスケート中にけがをして各地の総合病院で手当を受けた人は全国で1万人にもなるとか。オランダの人口は1600万人ちょっと。緊急の場合を除いて、まずホームドクターに行った上で総合病院に回されることを考えると、びっくりする数字です。

2009年1月7日水曜日

厳冬とスケート

お正月前から気温が低い日が続いていたのですが、今年最初の週末からまたぐっと冷え込み、昨日は日が差したにもかかわらず、昼間の気温がマイナス7度。今日はマイナス4度くらいということながら、曇っているのでもっとずっと冷たい感じ。

運河や自然の池も何年ぶりかで凍結しているところが多くなり、スケートを楽しむ人が急増中。明日は12年ぶりに屋外でスケートマラソン国内選手権が開催される予定。距離は女子60km、男子100km。当然のようにライブ中継があります。ここしばらくの扱われ方からするとかなり大きなニュースのようですが、いそいそとスケートに出かけるような人が周りにいないためか、スケートは(オランダの中でも)北のスポーツという感覚があるのか、かなり遠くの方からこの盛り上がりを眺めています。

2009年1月5日月曜日

新年


あけましておめでとうございます。

2009年。
これまで以上におもしろいもの・わからないものに出会える1年に。
思いの芽に気づく余裕も忘れずに。