2011年11月1日火曜日

AKO Literatuurprijs 2011

今年のAKO Literatuurprijsが昨夜発表されました。受賞作はMarente de Moor(1972 - )のDe Nedelrandse maagd。1936年の夏を国境のすぐ向こうのドイツの村ですごすことになったオランダ人少女の体験を描いた作品。短評では"Bildungsroman"という言葉が使われています。複数の書評があまり響いてこなかったのでまだ手にしていませんが、近所が舞台ということもあるし、読む本リスト入り。

ちなみに、最終選考に残っていたのは次の6作品。

  • Jeroen Brouwers - Bittere bloemen - Atlas
  • Peter Buwalda - Bonita Avenue - De Bezige Bij
  • Arnon Grunberg - Huid en Haar - Nijgh & Van Ditmar
  • Marente de Moor - De Nederlandse maagd - Querido
  • Marja Pruis - Kus me, straf me - Nijgh & Van Ditmar
  • P.F. Thomése - De Weldoener - Contact

Peter Buwaldaはデビュー作のBonita Avenueが話題になって、いくつか賞も取って勢いがある作家。個人的にはThoméseが好みだけど、この顔ぶれではやはり大御所のBrouwersか、40歳にして20年近いキャリアのあるGrunbergかなと予想していましたが、はずれ。もっとも、一般のニュースを見ているかぎりでは意外な結果だったようで、記事の見出しにもそれが現れています。




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