10月13日の
de Volkskrantの1面に載っていた記事。
Vrouw werkt steeds korter (女性の就業時間、さらに短く)
オランダ中央計画局(CPB)が先ごろ発表した
MEV(マクロ経済展望)によると、1992年には26.8時間だった有職女性の週平均就業時間が、2005年は25.5時間となった。この数値はヨーロッパでは最短(ヨーロッパの平均は32.9時間)。
「パートタイムでまず始め、ゆくゆくはフルタイムで仕事をする、というパターンは幻想にすぎなかった」とは専門家の弁。パートタイムとして(初)就職した女性は、妊娠・出産を契機に就業時間をさらに減らし、その後子どもに手がかからなくなってもフルタイムで復帰はしない。
女性の就業者数は増加しているものの、1人あたりの就業時間が短くなっているために、女性全体の就業時間は政府が期待するほどには伸びていないことも指摘されています(1995年:9.3時間 → 2000年:12時間 → 2005年:13.3時間)。
なお、日本の「パート」とは違い、オランダではパートタイムも正規雇用です。ある職場の勤務時間が週38時間と規定されていれば、それより少ない時間働く契約をした人は「パートタイム労働者」となり、給与や社会保障もこの規定労働時間の割合にあわせて支給されます。
統計としてどこまで比較可能か分かりませんが、日本では35時間を上回っているようです(
平成16年版 働く女性の実情 厚生労働省)。
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