2010年10月6日水曜日

オランダ総選挙:連立交渉が合意

バルケネンデ政権の崩壊から7カ月、6月の総選挙から4カ月たって、ようやく新政権が発足する見通しとなりました。VVD+CDAが少数与党となり、これにPVVが閣外協力をするというかたち。VVDのルッテ党首を新首相に、閣僚人事の調整が本格化しています。

定数150の下院で新政権の議席数は52(VVD:31、CDA:21)、PVVは24議席を有する第3党。政権運営上どうしても必要とはいえ、イスラムの排除を堂々と主張するPVV(というかウィルダース党首)をいかに制御・牽制するかが問われます。特に、歴史に残る党大会を経て連立合意を承認したCDAは、分裂の危機に直面しながらの政権参加。「義をとるか、利をとるか」という選択を迫られて利をとったわけですが、党内の確執がおさまる気配はありません。




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