2009年3月31日火曜日

Libris Literatuurprijs 2009 ショートリスト

オランダ語文学賞Libris Literatuurprijs、今年は次の6作品が最終候補に選ばれました。

Anna Enquist - Contrapunt - De Arbeiderspers
Rob van Essen - Visser - Nieuw Amsterdam
Arnon Grunberg - Onze oom - Lebowski
Charlotte Mutsaers - Koetsier Herfst - De Bezige Bij
Dimitri Verhulst - Godverdomse dagen op een godverdomse bol - Contact
Robert Vuijsje - Alleen maar nette mensen - Nijgh & Van Ditmar

ベルギーの作家ではDimtri Verhulstが入りました。彼の本はMevrouw Verona daalt de heuvel afという静かな作品をはじめ、いくつか読みましたが、スタイルが毎回違う。ノミネートされた本も読みかけたものの、「正しい」オランダ語から離れた独特の言葉づかいとスピード感に立ち向かう元気がなくてそのままになっています。

受賞作発表は5月11日。


2009年3月18日水曜日

王立図書館、インキュナブラを購入

ハーグの王立図書館(Koninklijke Bibliotheek、KB)が、1491年に出版された本を入手したと発表しました。お値段10万ユーロ。"Die hystorie vanden grooten Coninck Alexander(アレクサンダー大王の物語)"と題されたこの本、オランダ語文学にとっては初めての宗教的な意味合いのない本ということになるそう。

すぐにデジタル化され、来週にもKBのウェブサイトで公開される予定。

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(写真:Koninklijke Bibliotheek, Den Haag)

2009年3月5日木曜日

Thoméseの小説、新聞と書籍で発表


P.F. Thomése(1958-)の新作が来週、5日間の新聞連載と書籍のかたちで発表されるそうです。

小説J. Kessels: The Novelを掲載するのはnrc.next。夕刊の経済紙NRC Handelsbladの系列で、20−40歳くらいを対象にしたタブロイド版の新聞。出版社としては、連載で(一部を)読んで、あらためて本を買ってくれることを期待しているわけで。でもこの新聞のターゲット層は、じっくり腰を落ち着けて記事を読むことはあまりしないはず。新しい読者の開拓につながるかどうか...。