今日は下院選挙の投票日。投票率が前回に比べて高いことを、「いい天気だから」と説明してしまうのはどうなのか… 夜9時まで投票できるので様子をみているのだろうけれど。
選挙権年齢に達していない中高生と専門学校生が学校単位で行う模擬選挙の結果が昨日公表されています。最大の支持を得たのはGroenLinks。得票率19.3%は、換算すると総議席150席中の30議席に相当。この後D66(17.4%;27議席)、現与党VVD(15.1%;24議席)が続き、外国のメディアに追いかけられているPVVは12.6%(20議席)で4位。その他の政党は5%台以下で差が大きく開きました。前回2012年の模擬選挙で1位となり、実際の選挙でも僅差で第2党となってVVDと連立を組んだPvdAの得票率は、4.79%。前回の22%超から大きく減らしました。[→
結果 Uitslagen Scholierenverkiezingen 2017年と2012年の比較]
この模擬選挙、実際の結果からそれほど外れていないといわれますが、その伝統を踏襲するか。今回は政党数が28もあり、オランダにはドイツの5%条項のような足切り制度がないので、(今まで以上の)小政党乱立になる可能性も。組閣が長引くことは織り込み済みですが、どこでどうやって落ち着かせるのか、気がかりです。