毎年春にある新古書フェアに今年も行ってきました。オランダ語の本はもちろん、英語の本や専門書も安くて重宝しているのですが、今回はちょっと期待はずれ。本の数は例年より多かったけれど、翻訳含めたミステリのスペースが広くなり、文芸書は少なめ。英語のノンフィクションは見かけませんでした。
ミステリ本は、かなり話題になった作品も天地にペンの筋が入ったものが山積みされていました。これは新品を「古書」にするテクニック。新装版を書店に並べるためなのか、単に売れ残っていただけなのか。エンターテイメント系の本は夏の休暇シーズン前に新作や新版が出るのが恒例。とはいえ最近は電子書籍に乗り換えた人も多いだろうし、手軽なものほど紙の本は売れなくなっていると言われていますが、会場の混み具合からすると、新刊書の価格設定がそもそも高すぎるのかも。売れない、ではなくて、売れるようになってない、ということなのかなあと思ったり。