廃止された炭鉱の坑道にたまった地下水を循環させて冷暖房に利用するというプロジェクトの実用試験が、オランダ南部の街Heerlenで始まります。 オランダ語でmijnwaterprojectと呼ばれるこの計画、地熱エネルギー技術の開発ということではもちろん、廃鉱後すたれた地域の再生という面でも注目されるプロジェクトのようです。鉱脈が続くドイツだけでなく、イギリス、フランスなど複数国が共同して行う取り組みということで、EUの助成金も出ています。
当面は新築のマンション1棟のみでの運用ながら、今後周辺に整備される宅地(350戸)と文化施設に拡大され、さらにコスト面で問題がなければ、学校など大きな建物にも普及を検討していくとのこと。
プロジェクトのウェブサイト(オランダ語・英語)はこちら。
2008年9月29日月曜日
2008年9月19日金曜日
AKO Literatuurprijs 2008 最終候補作発表
AKOは新聞・雑誌を販売するチェーン店。オランダのちょっと大きな駅なら必ずあります。
346の応募作から絞り込まれたのは次の6作品。
Machiel Bosman - Elisabeth de Flines - Athenaeum-Polak & Van Gennep
Tomas Lieske - Dünya - Querido
Doeschka Meijsing - Over de liefde - Querido
Bianca Stigter - De ontsproten Picasso - Contact
Chris de Stoop - Het complot van België - De Bezige Bij
Leon de Winter - Het recht op terugkeer - De Bezige Bij
発表は11月3日。Leon de Winterが大本命のようです。
2008年9月11日木曜日
原子力発電所新設のうごき
与党CDA(キリスト教民主同盟)の議院団長で元環境相Pieter van Geelが先週、オランダ国内での原子力発電所新設は「避けられない」と自身のブログに書いたそうで、それについての反応が報道されている中、オランダで唯一運転中のボルセラ(Borssele)発電所を(別の電力会社Essentと共同で)所有する電力会社Deltaが、原子力発電所の新規建設を申請する方向と発表しました。場所は同じくボルセラ。第1号基の運転開始は2016年を予定。順次2基から4基を建設する計画とのこと。
去年発足した今の内閣は連立協定で原子力発電所の新設はしないとしていることはDelta社の方も計算済み。次期内閣の前半での着工を目指して手続きを進めたい、と述べています。
少し前から原子力発電への回帰の可能性は、というような記事をいくつか見かけていて、これもソフトに民意を問う方法なのかなと思っていましたが、ここへ来て話が急に具体的になってきました。
去年発足した今の内閣は連立協定で原子力発電所の新設はしないとしていることはDelta社の方も計算済み。次期内閣の前半での着工を目指して手続きを進めたい、と述べています。
少し前から原子力発電への回帰の可能性は、というような記事をいくつか見かけていて、これもソフトに民意を問う方法なのかなと思っていましたが、ここへ来て話が急に具体的になってきました。
2008年9月8日月曜日
夏休み終了
今回の休みは思ったようにメールのチェックができず、自動返信機能に助けられました。いまさらながら、長期の休暇に限らず留守が続くときにうまく使えばストレスが減らせるかも。携帯電話も必ず出られるとは限らないわけで。
休暇はその前後が大変。でもタイミングをはかっていると結局いつまでも休めないというのも事実。今回も結局旅先で片付けることがありましたが、無事終了。帰ってからのちょっとバタバタもやりすごし、すっきりスタートです。
2008年8月8日金曜日
イヤな感じ
先月は私にしては大きな仕事が詰まっていて、スケジュールの調整ができずお断りする案件が続きました。依頼は断らないというポリシーの翻訳者さんもいるようですが、私は無理と判断した仕事は受けません。基本的には、1 内容 2 納期 3 料金 で大丈夫か、納得できるかどうかをその都度みていくやり方。それなりにうまくいっていると思います。あともうひとつ、意外と無視できないのが、話がまとまる前の段階でのなんとなく「イヤな感じ」。これをごまかして引き受けてしまうと、ストレスが多くて思ったような成果が出ない仕事になってしまうケースがけっこうあるのです。
この感じ、あくまで私の印象で、ほかの人には気にならないかもしれない。いろんな要素が絡んでいるはずですが、ちょっと見えてきたことがありました。
あるヨーロッパの手配会社。少し前に合併して、ひとまわり大きくなりました。以前からお付き合いのあるコーディネーターさんとは、変わらず気持ちよくお仕事させていただいてます。が、最近、新しい名前の人からも連絡が入るようになりました。おそらく合併した事業部門の人で、翻訳の手配は以前からしていた様子。ただ、そこでは普通だったのかもしれませんが、話し合いの余裕はまったくなし。一方的に厳しい条件を示して迫られても、ほかの予定との兼ね合いもあるし、全部にYesとは言えません。でも、それがどうやら通じない。というわけで、この会社、2つのパターンが並行して存在する状態になってしまいました。ちょっとキツくても受けたいと思うか、「イヤな感じ」で断ってしまうか。
なるべくなら気持ちよく仕事をしたい。そのために私がだいじにしたいポイントのひとつは、相手がこちらの言葉にも耳を傾けてくれるか、ということのようです。交渉の余地、もっと言えば必要ならお互いに歩み寄ってひとつの着地点を目指そうとする姿勢。「なんかちょっとイヤかも」と思うのは、それが毎回まったく感じられないからなのでした。最終クライアントに要望や予算の枠があるのは当然のこと。でも、仕事を受ける側にも制約があって当然...とは考えないのですね。このタイプの問い合わせ、上の例に限らずここしばらく続いていて、なんとなく消耗気味です。
2008年7月30日水曜日
ひとり会社をつくる
ウェブとメール配信以外に、トライアルの講評やコラムを掲載したAmeliaという冊子も毎月出ています。その冊子で近く海外在住の翻訳者を特集するということで、声をかけていただきました。
役に立つところがあるのか?と思いながら質問事項に答えたところ、追加の問い合わせが。翻訳・通訳を仕事にするようになってから、わりとすぐに「ひとり会社」をつくったことについてでした。「ひとり会社」とは、オランダ語のeenmanszaakにあてた言葉。これはひとつの事業体ではあっても、起業した個人とは別の法人格を持っているわけではありません。原語をそのままカタカナにするとワンマンビジネスとなるので、商慣習というか、運用とその解釈の面で多少違うところがあるとはいえ、やはり「個人事業者」がおそらくいちばん適当な日本語でしょう。オランダの商工会議所に商業登記するにあたって、いちばん小さい事業の単位です。
この7月に法律が改正されて、翻訳・通訳業についてはこれまで任意だった商工会議所への登録が義務になりました。法律改正のニュースを知った時、早く済ませておいてよかった!と思いました。事務的な部分でわからないところの答を探しながら、自分なりの処理パターンを組み立てていく時間的余裕は—ありがたいことに—最初の頃ほど取れませんから。
商工会議所への登録とはまた別に、オランダで雇用者としてではなく仕事をして一定額以上の収入を得る場合には付加価値税番号の取得も必要で、これは税務署の管轄になります。税務署関係の話はいろいろ複雑で、気分の悪い思いもしつつ、少しずつ楽にできる方法を作ってきました。いずれにしても、オランダの税法はいわゆるフリーランスや週末起業といった新しい働き方には追いついていない部分が多く、突き合わせると矛盾が出たり、誰に聞いてもはっきりしないところがあるのは確か。結局は担当者の判断次第となるわけですが、これは税務署に限らず、オランダの(特に)お役所一般に言えること。そんな状態でも回っているらしいのが、いつもながらまったく不思議です。
2008年7月15日火曜日
夜明けの色
4時をすぎるころから窓の外に色がついてきます。最初は透明な青紫で、それが徐々に消えて赤みが増し、オレンジになって朝。鳥のさえずりも聞こえます。新しい1日が始まる音を聞きながら、前の日の続きを片付けていました。
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