メールには、休刊を決めた理由のその3として「インターネットの普及で、国際政治経済情報を扱う月刊紙の役割が大きく変化したこと」とありました。スピードでは勝てないからこそ、違った切り口の分析を提供する役目を担っているいう姿勢がうかがえる雑誌だと思っていましたが、やはり紙媒体の限界ということなんでしょうか。
こんな状況の中で、読んでくれそうな人がよく見えないオランダ語の本の翻訳などしていていいのかどうか。迷いは深まります。
スイスであった、モスクのミナレット(塔)の新規建設を禁じる法案をめぐる国民投票。否決が予想されていましたが、57%を超える賛成を得て可決されました。法案賛成派のキャンペーンがイスラムの脅威を主張するかたちであったことは明らか。スイス国旗を埋めつくすようにそびえるミナレットと、へジャブで顔を覆った女性の黒いシルエット。整然と並んだ塔はミサイルのように見えなくもなく、不安感をあおるものでした。